中国医学による料理のこと。排骨、鳥、なまず、羊などの肉やさまざまな具材を長時間煮込んで作られるスープであることが多く、生薬の原料や材料として用いられるものを料理に使用しているのが特徴である。食薬を「熱、温、涼、寒」に分け、「熱、温」、「涼、寒」に分類した五行の考えを取り入れたものもあり、食べることで体の中から改善しようとするのが目的で作られるための料理となっている。摂取する物によって「五臓を養う」、「五臓の働きを助ける」、「五臓を補う」、「五臓を充実させる」のそれぞれの役割があり、その組み合わせをバランスよくするのも薬膳料理の特徴である。緑黄色野菜やビタミンB1などが多く含まれる食材は「熱温性食品」と呼ばれ、体を温める作用をする。反対に、水分を多く含んでいる成長の早い食材は「涼寒性食品」と呼ばれ、体を冷やす作用をすると言われており、季節や体の状態によって使い分けをすることが大切である。